フランスの再販サイトを利用する

個人主義のパリジェンもやっぱりブランド好きだった(?)

 

 

 一昔前、パリでブランド物のバッグを持っているのは、観光客か家がお金持ちの人という印象でした。

 

私もフランスへ来たばかりの頃は、日本で普通に使っていたブランドものをこちらでだんだん躊躇うようになりました。

スリ、ひったくりの対象になりたくはないはもちろん。

その前になんていうかこの国、ブランドものが風紀的になんだか持ちにくい。

 

フランス人といえば倹約家なのは誰もが知るところ。

「そんな高いものにお金遣ってるんだ?」みたいな視線を感じてそれに心が負けてしまって。

 

 ところがある時、ふと気がついた。

「前より結構当たり前に、ヴィトンのバッグを見かけるようになってきているような。」

  

 通勤中やランチタイム。

ルイヴィトンのスピーディーやネヴァーフルを持ったパリジェンヌを毎日見かけるし、クロエバレンシアガの定番の型もメトロでしょっちゅう目に入る。

 

時代が変わってきた?となんとなく思い始めたのが数年前。

 

ヨーロッパの老舗メゾンの格式あるブランド品が好きな一日本人として、自分が暮らすフランスでも堂々とストレスなく持てること。

 

個人的にはこれは長年待ち焦がれていた新しい風紀。

 


 

 SNSの普及で、インフルエンサーがブランドもののバッグや靴をどんどん写真で載せている。

さらには、ここ数年の高級ブランドたちのアイコンバッグ戦争は、すさまじい。

バッグ、バッグ、バッグ!!

 

「じゃあ私も!」と高級ブランドを当たり前に取り入れる人が増えている??

 

そんな背景なのかどうかわかりませんが、とにかくパリではブランドバッグを持つ女子がそんなに珍しいことではなくなってきました。

 

 

【注意】まだまだこの国でセキュリティの問題は根深く、一人で交通機関を使う時はいまだにいいバッグを持つのは避けています。ひったくりに狙われるだけでなく、”いつもブランドものを持っている人”と近所で目をつけられて空き巣にあうことも。車で移動するときや夫と出かけるときだけ。

 

  でもこれ、フランス人の倹約家気質を思うと、みんながみんなブティックへ行き正規の値段で買っているとはちょっと思えないのです。

 

最近増えてきた登録制のプライベートセールや社員セール、あとはやっぱりブランド中古品再販サイトの存在ではないでしょうか。

 


進化する再販サイト。3歩下がって2歩下がる??

miumiuクラッチ
再販サイトの勝利品。昔のコレクションだけど好きなので持ち続けている

 

 

ブランド品に特化していることで有名なサイトといえば、Vestiaire CollectiveVidressing

 

買い方には二つのやり方があります。

 

1)売り手から直接品物が送られてくるケース

 

2)一度サイトの会社に品物が送られ、エキスパートと呼ばれる人たちが検品をしてから保証タグをつけて送ってくれる。

 

仲介人が保証してくれるので、ニセモノをつかまされるリスクが激減する、というもの。

 

上記のサイト、ずいぶん前に2社とも利用したことがあります。

 

 

 

 一度見始めると止まらない再販サイト、ときどき巡回していいものがないか見張っていました。

 

サイトから掘り出し物が見つかって良いこともありますが、ここはやっぱりフランス(失礼?)

困ったこともいくつか経験しました。 

 


事件その1:無申告の傷が発見される

 

 

あるヴィンテージバッグを買ったところ、数日後会社からメールが。

 

「検品をしましたが、商品説明欄には書き記されていなかった傷が見受けられました。キャンセルが可能ですので判断してご連絡をください。」

 

え?小さい傷?どうしよう。まあとりあえず写真を送ってもらおう。

 

写真がすぐに送られてきて、見てみると確かに売主が掲載した写真の中には写っていなかった1cmほどの傷が。

白いバッグだったこともあり、よく考え

「キャンセル希望です。」と返事をしたらすぐにお金が戻ってきました。

 

もしこれが個人との取引だったなら、品物が届いたらもう最後。

「傷が・・・」なんて言ったところで相手にはしてもらえないだろうし、出品者に逆ギレされてこちらがとても後味悪い思いをするのが関の山。

 

サイトを通して買ったおかげで、会社がこの手のトラブルを回避してくれました。

 

なかなか真面目な会社じゃないか、とすっかり私の信頼を勝ち取ってくれたので、その後も一度利用しました。

 

 

 こんなとき、逆にとんでもない目に遭うのは、うっかり傷を見落として申告していなかった売り手の方。

 

せっかく売れたと思ったのに戻ってきたこのバッグ、引き続きサイトに売りに出すと、過去にキャンセルになった形跡までもがページに表記されるシステム。

次に買いたいと思いかけた人は「おや?一度売れたのに返品になっているぞ?」と不審に思うのです。

 

あのバッグがその後売れたのかどうかはわかりません。

 


事件その2:音沙汰なし

 

  前回のお買い物から3年後、もう一つのサイトであるヴィンテージのバッグに一目惚れ。

値段もまあまあだったのでカートに入れて支払いを済ませました。

 

売り手には買い手がついた旨が通知。

サイト宛に品物を発送し、検品後ようやく私の元へ発送される。

 

はずだった。

 

3日経ってもこの人が反応している形跡がない。

イライラしながらそのまま1週間が経過。

どうやら様子がおかしい。

 

サイトのQ&Aでこんな時はどうするのかを見たところ、

 

「相手から発送がなかった場合、当サイトより数回催促を促します。1ヶ月経ちそれでも最終的に発送が行われなかった場合、返金手続きが行われます。」

 

1ヶ月?????

 

そんなに待たないと返金されないの?

売る気のないものが堂々とサイトで売られていて、お金を払わせたのに1ヶ月も待ってないといけないの?

 

なんだか納得がいかないまま、本当に返金されるのかも不安なまま

1ヶ月後、無事にお金が返ってきました。

 

 フランスに住んでいるともうこんなもんなのかな?

で終わらせようとしている自分が成長したと思います。

 

買ったものがちゃんと手元まで届けられること、

それ自体すごいことだと思うまでに基準がすっかり下がりました。

 

 

 

 


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